デイトレファンダメンタルズ

FXデイトレード3年目50代おじさんのファンダメンタル振り返りと週の展望

今週は月末リバランス・ドル円【2022年6月27日~30日】

お決まりの円安牽制

先週は、ドル円が136円台をつけたものの、その後に失速し、135円台前半で引けたという一週間となりました。

月曜日は、アメリカ祝日ということもあり、ほぼ動きのない一日となりました。

ただ東京時間に下げる動きがあり、その背景となったのがこのニュースです。

www.bloomberg.co.jp

 

内容はさほどのことでもなく、よくあるお決まりのことに過ぎないものでした。

 

なぜ火曜にドル円は大きく上昇したのか?

翌日火曜日に、もちろん20年ぶりとなる136円台をつけ、大きく上昇しました。

ところが特に何かあったわけでもなく、上昇したのでした。

結局のところ、日米金利差拡大ということにつきるのでしょう。アメリカ祝日明けということもあって、大きく上昇したと見て良さそうです。

 

日本の口先介入

ところが水曜、木曜の東京時間にかけてドル円は週の最安値をつけるまでに下落を続けます。

この背景にはいわゆる日本の口先介入というものがありました。

jp.reuters.com

この報道のとおり、「望ましくない」とは言っているものの、具体的に何かやるというわけでもありません。

ところがこれに反応してドル円は大きく下落したのでした。

ニューヨーク時間にはパウエルさんの発言があったものの、FOMCで発表されたことと何ら変わりないものだったので、市場の反応も限定的でした。

とにかく円安に対する日本の要人発言に大きく影響されるのが特徴的でした。

www.bloomberg.co.jp

この中尾さんという方は、なんと元財務菅。「元」、つまり現役ではない方ということになります。

その方の発言にドル円が影響されるほど、日本の円安への対応に市場は神経質になっていると見ていいのでしょう。

 

結局は、日米金利格差

20年ぶりの高値にあるドル円は、こうした普段なら反応しないようなことに反応してしまいます。

ボラティリティ的に大きく下落するという動きがあり、短期デイトレーダーとしては注意したいところであります。

実際のところはわかりませんが、今週のドル円のさらなる上昇が仮にあったとしてもスムーズなものではないのではないでしょうか。

ただドル円は、やはり米10年債利回りのチャートと大きく相関しているので、こちらを中心に考えるのが間違いないところかもしれません。

 

原油が下がり株価が上がり、インフレ懸念は後退し、さらに株価が上がるのか?

また注視しておきたいのが原油です。先週は、大きく下落しています。

エネルギー不安というものが浮上するわけですが、それまでインフレ懸念で動いておりましたが、株価はなんとなく強い、そんな一週間でした。

原油価格が下がり、株価が上がる、それに加えて注視したいのが、

www.bloomberg.co.jp

これはインフレ懸念後退と見られ、FRBの過度な引き締めが抑制されるのではということで株価は上げたということになるのでしょう。

この流れが今週、どうなっていくかは、大きく注目すべきところです。

 

まとめ

今週は、月末リバランスということで、どの程度の調整が入るのかに意識を向ける必要がありそうです。

今週後半のトレードは、こうした流れを注意深く意識して行いたいものです。