デイトレファンダメンタルズ

FXデイトレード3年目50代おじさんのファンダメンタル振り返りと週の展望

【ピークアウト?底をついたか?】5/16からのFX相場

本日は、2022年5月16日(月曜日)から20日(金曜日)まで、FXトレードを行うにあたり、意識すべきここまでの流れを押さえておきたいと思います。

 

ドル円の動き

ドル円は、先週スタートから下値を模索する動きになりました。その理由としては、まずFRBの金融引き締め、そして中国のロックダウン関連の状況があります。

 

特に中国関連の状況は、ロックダウンによりサプライチェーンの混乱をもたらし、様々な流通に悪影響がありました。その結果、いろんなものが各国に届かないということがナスダックの最安値をなんと30%もの大きな下落とさせました。世界経済の失速が懸念されました。

 

アメリカCPI

そんな中、CPIは市場の予想を上回り、ドル円は上昇しました。これで流れが変わるかと思いきや、結果、上げ切らず、リスクばかりが懸念され、再び下落基調となっていきます。

 

アメリカ指標

水曜には消費者物価指数、そして木曜日には、生産者物価指数の発表がありました。それらの発表を受け、インフレ率は高いままであり、下落基調は変わらないのかに見えました。ところが底をつけて現在ドル円は、短期的にはダウ転換し、再び円安方向に流れが変わってきているかのように見えます。

 

ナスダックとユーロドルの相関性

以上のような動きは、当然ユーロドルのチャートでも読み解くことができますが、中でもナスダックとユーロドルのチャートは相関性が高いのが見てとれます。ナスダックのチャートは、ユーロドル以外の通貨ペア、つまりポンドドル、オージードルなどとも相関性が高く、ナスダックのチャートは、ドルストレートとの相関性が高い動きとなっています。

 

アメリカの金利はどうなる?

こうしたドルを中心とした様々なチャートは、木曜日の後半にどれもがピークアウトしたかのような動きを見せています。その理由としては、

www.bloomberg.co.jp

このインタビューの中で、0.75%の利上げがあるのか?という質問に対し、0.5%でやっていきたい、積極的に0.75を検討する気はないということを話しました。それは、リセッションを回避するためにも、そしてインフレを抑制するためという、非常に正直な回答でありました。

 

結局、この声明が市場の安心感につながり、木曜日後半から金曜にかけて株高となったわけです。

まとめ

実際にこうした木曜日後半の動きがドルストレート系のチャートの底入れとなったかは不明だが、市場の安心感を保ったまま上げて引けている。

 

はたしてインフレはピークアウトしたのであろうか?そこは今週の注目ポイントとなっているようです。

 

結論としては、木曜日の底が本当の底かどうかはわかりませんが、月曜日の東京時間にどんな動きをするか、このまま再び円安基調になるのか、それともドルストレートも動くのかどうかは、どっちもどっちでわかりにくい状況です。